『猫とさいごの日まで幸せに暮らす本』 加藤由子著 【書評】

本書は、
10歳を越えた老猫の暮らしやすい環境の作り方、
かかりやすい病気、
スキンシップの取り方について説明している。

そして、
猫と最後まで幸せに暮らすため、
猫の老いと向きあい、
最期を看取るための心構えが記されている。


5章「最期の看取り方」の項では、
延命治療、安楽死の是非といった
飼い主が迫られる可能性のある決断について書かれている。

飼い主たちにはそれぞれの経済観、人生観、死生観があり、
どの主張だけが正しく、間違っているということはない。

いずれにせよ、最後の決断は他人に決められることではなく
飼い主がしなければいけない。
著書は何度も
“「自分の選択が間違いだった」と思うことだけはしてほしくありません”
“自分を責め続けても猫は喜ばない”
と、猫を愛する飼い主がとった決断を肯定する。


以前、とらの腹壁ヘルニア発覚時に先生に言われた
「お一人で決断していただくことになりますね」が蘇る。
決断することはすごく怖い。
その時は、正しいか正しくないかがわからないから。
手術なんてものは、「成功したという結果」があるから
その時の手術をする選択は「正しかった」と思えるのだ。
結果がどうなるかわからないとき、または
死を前提とした結果を目前としたとき、
著者の「選択を後悔しないでほしい」という言葉は
飼い主を少し前向きに押し出してくれる言葉だと思った。



どこまでも猫と飼い主を気遣う様子から
著書:加藤由子さんの真摯なお人柄が伺える。
加藤由子さんは他に
幸せな猫の育て方―暮らし方・遊び方・健康管理』という本を書いている。
動物行動学を専攻しただけあり、
飼い主とする「かくれんぼ」など
猫の目線に立った遊びも書かれていて面白い。


10歳以上のシニア猫を飼う人へ・・・と謳われているが
自分のような、猫を初めて飼う人にも向いている。
というのも、初めて猫を飼うと
毎日が新しいことの連続だったり
飼いネコと自分は一緒に年を取っていく感覚でもあり、
「老い」については中々イメージがつかないから。
備えるという意味でも、読んでおいて損はない。


看取りについて今の内から多少なりとも考えておけば、
いざその日を迎えた際、
しなければいけない選択と正面から向き合えると思う。
「もっと猫のためにできたがあるのではないか」
という後悔に苛まれても
加藤由子さんの真摯な言葉は
きっと失意から前を向かせてくれる。



aline7

いきなりどうした。

と思われそうですが
まぁいろいろありまして・・・
詳細は後日必ず(´∀`;)

買ったのは腹壁ヘルニアで
突然死の可能性を示唆された時なのですが、
この通り・・・

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本の裏が汚されております・゚・(ノД`;)・゚・

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とらが本の上でちゅ~る散らかしたもんだから・゚・(ノД`;)・゚・


・・・平和だなぁ(´∀`;)